WildLight Ver. 1.10 をリリース

今月予定されているセミナーに向けて、仕様変更と、若干の機能追加を行いました。

今回のバージョンには重要な仕様変更がありますので、以下を必ずお読みください。

[仕様変更点]

  • WILDCARD のデフォルト設定が OFF となります。
    今まではデフォルトはON でしたが、このバージョンからデフォルトを OFF へ変更いたします。

ユーザー数が増えるにつれ、この仕様変更を早くやらねばと考えていたのです。理由は、初心者が作成する WildLight用辞書ファイルは、通常の用語をただ羅列するだけのものであり、そこに特殊コマンド「WILDCARD:OFF」を記述して貰うのは、どう考えても設計思想として間違っていると思うからです。(初心者でもファミコン感覚で使える…という設計思想に反する)

また、ワイルドカードを使用できる上級者の方は、こういった特殊コマンドも抵抗なく使いこなせるだろうと考え、必要な時は「WILDCARD:ON」と辞書に記述して貰う形に変えました。

なお、この仕様変更に伴い、WildLight Library に入っている辞書ファイルの内容も、WILDCARDスイッチの記述を変更しておりますので、改めてダウンロードし直して利用して下さい。(もしくは、ご自身でWILDCARD:ON/OFF の記述を書き加えて下さい)

プルダウンメニューに「テキスト抽出」の項目を追加し、以下を追加しました。

  • 「テキストをワードへ抽出」:ワードファイルを指定すると、そのファイルから新規ワード文書へテキストを抽出します。
  • 「蛍光ペン部をワードへ抽出」:範囲選択した文字列と同じ蛍光ペン色を持つテキストを、新規ワード文書へ抽出します。
  • 「指定フォント色部をワードへ抽出」:範囲選択した文字列と同じフォント色を持つテキストを、新規ワード文書へ抽出します。

これらの機能へメニューから直接アクセスできます。

バグレポートありましたら、ご連絡をお願い致します。

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なぜ、ワードなのか?

翻訳の支援ツールは色々と出回っていますが、何故、WildLightはワードマクロを使って開発したのか? その理由は以下のようなものです。

  • Microsoft Word は、翻訳関係者ならまず間違いなくみんなが使っている
  • つまり、新たなソフトウェアを購入するなど、コスト的負担が無い
  • また、新たなソフトウェアの取り扱いを覚える必要が無い。
  • 法人の場合、新しいソフトウェアを導入する場合、社内申請・審査・承認等のプロセスを通す必要があり、予算的観点も含め、手軽に導入し辛い環境にある。しかし、既に導入済みのワードへのアドイン導入であれば、それらの煩雑な処理が最小限に抑えられる。
  • コスト的投資が無いので、翻訳者さんへ導入を勧め易い。
  • つまり、思い立ったら直ぐに使い始められる。

翻訳者さんに使って貰うには?…そこが発想の起点です。余計なものを買わなくても、手軽に導入ができる、そんなものを作りたかったのです。

マクロは忘れて下さい

一昨日のサンフレアアカデミーのオープンスクールで、遠田先生がWildLightをご紹介下さった事は別ブログで報告しましたが、その後に何人かと話をさせて頂いて分かった事があります。

それは、以下のような事です。
1)WildLightはマクロを知らないと使えないと思っていた。
2)ブログの印象から有料マクロだと思っていた。

このあたりを含め、もっと説明をしていかないといけないなと思いました。

まず、必要となるマクロに類する知識は、WildLightのイントール方法だけです。あとはメニューからWildLightを選択して、自分の目的の辞書ファイルを読み込ませるだけで利用できます。セミナーや説明の中で「インストールしたらマクロは忘れて下さい」とお話ししているのは、そう言う理由です。

それに、もし辞書を自作される方で、WildLightの特殊コマンドを使用されない場合は、現バージョンさえインストールできてしまえばアップデートも必要ありません。(基本機能で不具合修正が発生しない限り)

WildLightの基本的使用法は「ファミコン」を目指しています。つまり、本体(WildLight)へカートリッジ(辞書ファイル)をポン!と入れさえすれば使える環境です。(カートリッジを作ってくれる人が増えると嬉しい)

また、WildLightはフリーウェアです。翻訳品の凡ミス撲滅を祈って、未来永劫有料にするつもりはありません。