翻訳文の数値チェックする

WildLight は、翻訳文チェックにおけるヒューマンエラーのチェックを支援するツールとして開発したという経緯があります。

そのヒューマンエラーの1つである「数値の転記ミス」を検出する手段として、辞書ライブラリーに以下の辞書ファイルが登録されています。

WLDIC_数チェックVer2(色付).txt

※この辞書の情報は別記事「数チェック辞書をアップデート」に書いています。

この辞書は、日本語、英語の両方に使用する事ができます。WildLightを実行し、上記辞書ファイルを読み込ませ、原稿文書、及び翻訳文書へ適用する事で数に色付けがされ、チェックし易くなります。

WL_HowToExecuteWildLight数の色付け辞書結果

上の写真は、原稿(日本語)と訳文(英語)を WildLight の「2文書を比較表にする」機能を使って表にしたもの(表にした後、手作業でアライメントする必要があります)に、上記辞書を適用したものです。

比較表にしなくても、ワードを2画面立ち上げて、それぞれに原文と訳文を表示しておき、上記辞書を適用すれば比較確認ができます。(私が比較表にしている意味は、訳抜けの有無を検出するのが目的です。→抜けがあれば空きセルができる)

この例では、表の2行目のセルで、原文は25、訳文は24となっており、色の違いから転記ミスの可能性を検出できます。「可能性」と書いた理由は、原文の間違いを修正した可能性もあるからです。大切なのは、違っているという事を検出する事、そしてその違いの原因が何かを判断する事です。こういう検出をする上で、WildLight + 数チェック辞書 は非常に役立ちます。

注意して欲しいのは、WildLightがミスを指摘する訳ではないという事です。違いを見易く、見つけ易くするしているだけで、あくまでも判断をするのは人間です。その点を勘違いしないで利用して下さい。(自動検出は、人心に依存心を抱かせ、結果、スルーするという他のヒューマンエラーを引き起こす可能性がありますので注意が必要です。)

WildLight の良いところは、検出したいものを辞書に追加登録する事で、どんどんと検出力を上げていけると言う事です。上記の辞書ファイルをベースに自分だけの辞書を作れば、さらに多くのミスを検出できるようになるでしょう。

私が行っている具体的な辞書の育て方は、以下のようなやり方です。

  • 辞書ファイル(テキストファイル)をノートパッドやエディタで開いたままにしておく。
  • WildLight を起動し、該当する辞書ファイルを適用する。
  • 訳文のチェック作業を行い、適用した辞書で検出されなかったミスを見つけたら、直ぐに辞書へ追記する。
  • この作業を繰り返し、チェック作業が終わったら、開いていた辞書を上書き保存して終了する。

このような流れで作業する事で、訳文チェックを行うたびに辞書ファイルが育っていきます。

訳文チェックに是非、お役立て下さい。

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