小技の森ブログに「Office文書から個人情報を削除する」という記事がアップされました。
企業で仕事をされている方は、特に注意を払う必要がありますが、オフィス文書に記録されている個人情報が、意図せずそのまま外部へ流れてしまうことは、情報セキュリティ上、あまり好ましいものではありません。
私の場合、外部の翻訳者さんへ仕事を依頼する時や、お客様へ翻訳物を納品する前に、必ず、ワード文書から個人情報を削除してから送付しています。
そのために以下のような簡単なワードマクロを使っています。
Sub RemoveDocInfo() ActiveDocument.RemoveDocumentInformation (wdRDIDocumentProperties) ActiveDocument.RemoveDocumentInformation (wdRDIRemovePersonalInformation) End Sub
もちろん、先述のブログ記事に従って手作業で削除しても良いですが、業務効率や品質保証の観点で見た場合、細々した作業もマクロ化しておく方が何かと便利で、私は小さなマクロをたくさん作ってストックしてあります。
そのメリットを私は以下のように考えています。
- 1〜2ステップで作業を完結できる。
メニューを辿って実行できる操作も、数ステップの作業を必要としますが、マクロであれば、1〜2ステップで作業を完結できるというメリットがあります。 - 自分の翻訳プロセスに合ったマクロセットを作れる。
小さなマクロを組み合わせて、翻訳プロセスに沿ったマクロセットを作り、一括処理できる。
「うっかり忘れた」を無くすために、納品前最終チェックで実行するマクロセットに、このマクロを盛り込んでおけば、確実かつ効率的に実施されて便利です。