Word の起動・終了が遅くなったら試してみること

Microsoft Word を使っているうち、立ち上げや終了に凄く時間が掛かるようになる場合があります。Google検索すると標準テンプレートである normal.dotm が肥大化することにより、起動・終了が遅くなるようで、「normal.dotm を削除せよ」という指示になっています。 (以下は Windows版 Microsoft Word のケースです)

Normal.dotm ってどこにあるの?

コマンドプロンプトを立ち上げ、以下の文字列を入力してください。

explorer %APPDATA%¥Microsoft¥templates

すると、エクスプローラーが立ち上りますが、そこに Normal.dotm がある筈です。(Windows 7, 8) ※WildLightシェアフォルダーにある OpenTemplatesFolder.EXE を使うと簡単に開けます。 Normal.dotm を削除すると、登録してあるショートカットキーなども消えてしまうことになります。そこで、私は以下のような運用をしています。

  1. まず、ワードを終了し、今ある Normal.dotm を削除します。
  2. 次にワードを立ち上げて、必要なショートカット等を登録し、終了します。
  3. 新しい Normal.dotm が作成されているので、それをバックアップとして別名で保存します。
  4. ワードの起動/終了が遅くなり始めたら、また normal.dotm を削除し、3で保存しておいたバックアップを normal.dotm へリネームします。

まず、必要なショートカット等の登録が全てされた保管すべき(容量が最小の) normal.dotm を準備(1,2)し、それを復元用のバックアップとして保存しておき(3)、起動・終了が遅くなったら normal.dotm へ書き戻して元のパフォーマンスに戻す(4)という運用です。 この作業を簡素化するために、以下のユーティリティソフトを作って利用していますので、よろしければご活用ください。 DeleteNormalDotm.exe BackupNormalDotm.exe RecoverNormalDotm.exe 

【使い方】(上記運用を例にします)

  1. まず、ワードを終了し、DeleteNormalDotm.exe を実行し Normal.dotm を削除します。
  2. 次にワードを立ち上げて、必要なショートカット等を登録し、終了します。
  3. BackupNormalDotm.exe を実行して、 Normal.dotm のバックアップを作成します。
  4. ワードの起動/終了が遅くなり始めたら、RecoverNormalDotm.exe を実行し、バックアップから normal.dotm を復元します。

何か新しいショートカットキー登録など、標準テンプレートへ手を加える必要が生じた場合は、RecoverNormalDotm.exe で Normal.dotm を復元した後に、それらの登録作業を行い、最後に BackupNormalDotm.exe でバックアップを取れば良いです。

[Version up] WildLightDictionary 0.05b

WildLightDictionary をバージョンアップしました。多分、これが最終形になると思います。

【今回の主な変更点】

  • 指定フォルダ内のテキストファイル検索を、検索窓から行えるようにしました。また、正規表現を使用できるようにしました。
  • テキストファイル検索のキーを Win + B から Win + F に変更しました。検索文字列を範囲指定してキーを押せば、その文字列が検索されます。範囲指定なしでキーを押した場合は、検索窓が現れます。
  • クリップを独立したファイルへ保存するようにしました。また、範囲指定せずに Win + C を押した場合、クリップを表示するようにしました。
  • 最新版 WildLight.dotm をデスクトップへダウンロードするメニューを追加しました。また、ワードのアドインファイルを登録する、スタートアップフォルダーを開くメニューを追加しました。

その他、詳細は同梱されいている readme.txt をご覧ください。

WildLightDictionary 0.05b