漢数字の取扱いには、いろいろとルールがあるようですので、ここでは、全角漢数字を検索して蛍光ペンをつける記述を紹介します。〇~九千九百九十九万九千九百九十九までヒットするはずです。
ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。
検索する文字列
[〇一二三四五六七八九十百千万]{1,}
「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。
漢数字の取扱いには、いろいろとルールがあるようですので、ここでは、全角漢数字を検索して蛍光ペンをつける記述を紹介します。〇~九千九百九十九万九千九百九十九までヒットするはずです。
ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。
検索する文字列
[〇一二三四五六七八九十百千万]{1,}
「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。
スタイルガイドで全角算用数字を使用しないことになっている場合、以下の方法でチェックします。
ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。
検索する文字列:
[0-9]
「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。
なお、ワイルドカードのみを使って、全角算用数字を半角へ変換することができません。WildLightには「WLDIC_変換_全角数字を半角へ変換.txt」という辞書が準備されており、この辞書を適用することで変換することができます。
スタイルガイドで半角カタカナを使用しないことになっている場合、以下の方法でチェックします。
ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。
検索する文字列:
[ヲ-゚]
「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。
なお、ワイルドカードのみを使って、半角カタカナを全角へ変換することができません。WildLightには「WLDIC_変換_半角カタカナ全角変換.txt」という辞書が準備されており、この辞書を適用することで、半角カタカナを全角変換することができます。
英訳品を見ていると、「i.e.」や「e.g.」の後のカンマ「,」を忘れているものをよく見掛けます。これを検出するためのワイルドカード表現を以下に示します。
ワードの検索機能で「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下のように記述します。
検索する文字列:(i.e.の場合)
i.e.[!,]
検索する文字列:(e.g.の場合)
e.g.[!,]
「検索された項目の強調表示」を選択すると、カンマを忘れているところに蛍光ペンが付きます。
検出された箇所に強制的にカンマを入れたい場合は、置換機能でワイルドカードを使って、以下のように記述します。ここでは i.e. を例にします。
検索する文字列:
(i.e.)([!,])
置換後の文字列:
\1,\2
これで、カンマが挿入されます。
WildLightの辞書へ盛り込む場合は、以下のように記述します。(スペースはTABに置き換えてください)
(i.e.)([!,]) \1,\2 (e.g.)([!,]) \1,\2
文書中に紛れ込んだTABを検索する方法です。
ワードの検索機能を使い、ワイルドカードを使わなくても、検索することができます。
検索する文字列:
^t
「検索された項目の強調表示」を選択すると該当箇所に蛍光ペンが付きます。
ワイルドカードを使って検索する場合は、「ワイルドカードを使用する」をオンにして、以下のように記述して検索します。
検索する文字列:
^9
クライアントから受領する日本語原稿にときどき見られるのですが、カタカナの長音にマイナス記号(-)を使っているものを見掛けます。これを検索して見つけてみましょう。
[ァ-ヾ]-
ワードの検索機能で、「ワイルドカードを使用する」をオンにして実行します。「検索された項目の強調表示」を選択すると該当箇所に蛍光ペンが付きます。
カタカナを表すワイルドカードが[ァ-ヾ]です。カタカナの後にマイナス記号がついているケースを検索する記述になっています。
では、今度は見つけたマイナス記号を、強制的に長音(ー)に置換してみます。ワードの置換機能を使い、以下のように記述します。
検索する文字列:
([ァ-ヾ])-
置換後の文字列
\1ー
これをWildLightの辞書へ記述する場合は、以下のようにします。(間のスペース部はTABです)
([ァ-ヾ])- \1ー
4月23日(日)に東京ほんま会主催によるワイルドカードのセミナーがあります。
題して「ワイルドなセイキの対決! ワイルドカードVS正規表現セミナー」です。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
東京ほんま会:ワイルドなセイキの対決! ワイルドカードVS正規表現セミナー
WildLightを高度に利用する上で欠かせないワイルドカードを学ぶ絶好のチャンスです。既に席がかなり埋まっているようですので、興味のある方はお急ぎください。