【ワイルドカード】【英文】改行コード前の余分な半角スペースチェック

英訳文の文末に余計なスペースが入っているケースを見掛けます。
それを検索して蛍光ペンをつける方法を以下に書きます。

ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。
この記述の意味は、改行コード^13の前にある連続する半角スペースを検索しています。

検索する文字列

[ ]{1,}^13

「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。

次に、この余分な半角スペースを除去するための記述を書きます。

検索する文字列(上と同じです)

[ ]{1,}^13

置換後の文字列

^p

検索でヒットした余分な半角スペースと改行コードを、1つの改行コードで置き換えることで、余分は半角スペースを消してしまいます。

【ワイルドカード】【英文】全角文字の混入チェック

英訳物に混入した全角文字がクレームに繋がることが良くあります。そこで、2バイト文字を検索して蛍光ペンを付けるワイルドカードの記述を以下に示します。

ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。

検索する文字列:

[!\!-~ ]

「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。

この記述は、半角英数字(記号を含む)以外を検索しています。ワード上で使用される記号やギリシア文字なども検索にヒットしますので注意してください。

チェックに使用する目的から考えると、疑わしいものをすべて検出して人間が是非を判断する方が良いため、こういうアプローチを取っています。

 

【ワイルドカード】【日本文】全角漢数字チェック

漢数字の取扱いには、いろいろとルールがあるようですので、ここでは、全角漢数字を検索して蛍光ペンをつける記述を紹介します。〇~九千九百九十九万九千九百九十九までヒットするはずです。

ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。

検索する文字列

[〇一二三四五六七八九十百千万]{1,}

「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。

【ワイルドカード】【日本文】全角算用数字チェック

スタイルガイドで全角算用数字を使用しないことになっている場合、以下の方法でチェックします。

ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。

検索する文字列:

[0-9]

「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。

なお、ワイルドカードのみを使って、全角算用数字を半角へ変換することができません。WildLightには「WLDIC_変換_全角数字を半角へ変換.txt」という辞書が準備されており、この辞書を適用することで変換することができます。

【ワイルドカード】【日本文】半角カタカナチェック

スタイルガイドで半角カタカナを使用しないことになっている場合、以下の方法でチェックします。

ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。

検索する文字列:

[ヲ-゚]

「検索された項目の強調表示」を選択すると、該当箇所に蛍光ペンが付きます。

なお、ワイルドカードのみを使って、半角カタカナを全角へ変換することができません。WildLightには「WLDIC_変換_半角カタカナ全角変換.txt」という辞書が準備されており、この辞書を適用することで、半角カタカナを全角変換することができます。

【ワイルドカード】【英文】「i.e.」や「e.g.」の後の「,」カンマ忘れチェック

英訳品を見ていると、「i.e.」や「e.g.」の後のカンマ「,」を忘れているものをよく見掛けます。これを検出するためのワイルドカード表現を以下に示します。

ワードの検索機能で「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下のように記述します。

検索する文字列:(i.e.の場合)

i.e.[!,]

検索する文字列:(e.g.の場合)

e.g.[!,]

「検索された項目の強調表示」を選択すると、カンマを忘れているところに蛍光ペンが付きます。

検出された箇所に強制的にカンマを入れたい場合は、置換機能でワイルドカードを使って、以下のように記述します。ここでは i.e. を例にします。

検索する文字列:

(i.e.)([!,])

置換後の文字列:

\1,\2

これで、カンマが挿入されます。

WildLightの辞書へ盛り込む場合は、以下のように記述します。(スペースはTABに置き換えてください)

(i.e.)([!,])     \1,\2
(e.g.)([!,])     \1,\2

 

TABコードの混入チェック

文書中に紛れ込んだTABを検索する方法です。

ワードの検索機能を使い、ワイルドカードを使わなくても、検索することができます。

検索する文字列:

^t

「検索された項目の強調表示」を選択すると該当箇所に蛍光ペンが付きます。

ワイルドカードを使って検索する場合は、「ワイルドカードを使用する」をオンにして、以下のように記述して検索します。

検索する文字列:

^9

 

【ワイルドカード】カタカナの長音にマイナス記号の誤使用チェック

クライアントから受領する日本語原稿にときどき見られるのですが、カタカナの長音にマイナス記号(-)を使っているものを見掛けます。これを検索して見つけてみましょう。

[ァ-ヾ]-

ワードの検索機能で、「ワイルドカードを使用する」をオンにして実行します。「検索された項目の強調表示」を選択すると該当箇所に蛍光ペンが付きます。

カタカナを表すワイルドカードが[ァ-ヾ]です。カタカナの後にマイナス記号がついているケースを検索する記述になっています。

では、今度は見つけたマイナス記号を、強制的に長音(ー)に置換してみます。ワードの置換機能を使い、以下のように記述します。

検索する文字列:

([ァ-ヾ])-

置換後の文字列

\1ー

これをWildLightの辞書へ記述する場合は、以下のようにします。(間のスペース部はTABです)

([ァ-ヾ])-     \1ー

ワイルドカードのセミナー(4/23日)

4月23日(日)に東京ほんま会主催によるワイルドカードのセミナーがあります。
題して「ワイルドなセイキの対決! ワイルドカードVS正規表現セミナー」です。
詳細は以下のリンクからご覧ください。

東京ほんま会ワイルドなセイキの対決! ワイルドカードVS正規表現セミナー

WildLightを高度に利用する上で欠かせないワイルドカードを学ぶ絶好のチャンスです。既に席がかなり埋まっているようですので、興味のある方はお急ぎください。

 

オープンスクール2017春

3月4日(土)にサン・フレアアカデミーで開催されるオープンスクールで、「WildLightの翻訳活用術」をお話しします。

サン・フレアアカデミーさんのオープンスクールを担当させていただくのは、今回で3回目です。過去2回はWildLightを軸に、どちらかというと翻訳チェックに重点を置いた話をさせていただいたのですが、今回は、WildLightを純粋にツールとして使用する上でのノウハウをお話しする予定です。

翻訳という仕事は、IT技術の進歩にともなって扱う原稿の形式がいろいろと増え、翻訳者と言えどもそれらの原稿を自分が翻訳しやすい形式に変えたり、翻訳完成物のチェックをしやすい形に変えたりと、ITスキルが要求されるようになりました。WildLightは、私が自分の仕事(翻訳コーディネータ/社内翻訳)を効率化することをひとつの目的として開発してきた経緯があり、翻訳に関わる周辺作業へ利用してきています。

今回のオープンスクールでは、その実例をご紹介する予定です。また、事前アンケートを採り、参加者の皆様が抱える周辺作業の「困ったこと」のうち、WildLightで解決できるものについて、解決策を紹介しようと考えています。

サン・フレアアカデミーオープンスクール2017春