多項式や化学式を記述するのに、上付や下付を多用しますが、その指定を忘れてしまったものを検出する WildLight 辞書の紹介です。
このチェック辞書を作る上で使用する特殊コマンドは「Superscript」と「Subscript」です。
(Users Groupで、この機能実装のアイデアは Kanbayashi さん、以下のチェック方法のアイデアは Yamauchi さんに頂きました。ありがとうございました)
上付も下付も、チェックの手法は同じですので、ここでは下付(Subscript)を例に説明致します。
H2O の2や、CO2の2を下付指定し忘れたものを検出してみましょう。
【考え方】
- 下付指定されていないもの を検出して蛍光ペン付けする。
- 「下付でない= Subscript:OFF」を指定して「H2O」「CO2」を検索する。
- 正しく 2 が下付指定されているものは、この検索には引っ掛からない。
【辞書の記述方法】
Subscript:OFF H2O CO2 Subscript:CLEAR
1行目は、「下付は検索しないで」という指定です。
2行目から3行目は検索する化学式。ここに検索したい化学式をどんどん追加すれば良い訳です。
4行目で、「下付の検索条件を解除」
これを実際に実行した画像がこれです。(画像をクリックして拡大してご覧ください)
2を下付指定し忘れた H2O に蛍光ペンが付くのが分かると思います。
この辞書は、WildLight Library に「WLDIC_化学式チェック.txt」で登録されていますので、ダウンロードして、ご自身の使用目的に修正してご活用下さい。