スタイルガイドによっては、英訳文の文と文の間に2スペースを要求するものがあります。そのルールが守られているかをチェックします。
ワードの検索機能を使い、「ワイルドカードを使用する」をONにして、以下の記述を行います。
検索する文字列
[! ]>.[ ][! ]
ピリオドの後に1スペースしかないものがヒットします。(3スペース以上のものはヒットしない。3スペース以上の場合は [! ]>.[ ]{3,}[! ] となります。)
では、指定された2スペースではないものを、置換により強制的に2スペースにしてしまう方法を考えてみましょう。
上記の記述では1スペースのものしかヒットしません。3スペース以上のものはヒットしないことになります。それぞれを記述しようとすると2文になってしまいますので、1回の置換では処理できなくなってしまいますね。ならば、正しい2スペースのものも含め、1スペース以上あるものを検索でヒットさせ、それを変換するというアプローチを取れば、1回の置換で処理ができます。
検索する文字列
([! ]>.)[ ]{1,}([! ])
置換後の文字列 (\1と\2の間は半角スペース2個です)
\1 \2
これですべての文の間は2スペースに置き換わります。ただし、No. 1 とか Fig. 2 などのピリオドの後ろも2スペースになりますから、注意が必要です。
それを回避する策として以下の記述が考えられますが、行頭が数字で始まる文はすべて、直前のスペースは修正されませんから注意してください。
検索する文字列
([! ]>.)[ ]{1,}([!0-9 ])